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理事長室

第21回 臨時総代会ごあいさつ

 第21回臨時総代会の開会に当たり一言ご挨拶を申し上げます。本日は、お盆前のお忙しい中、ご出席いただきありがとうございます。また、上越地域振興局農林振興部大嶋副部長様には公務ご多用の中ご臨席いただき誠にありがとうございます。

 今年は空梅雨で好天が続いたことから、笹ヶ峰ダム・野尻湖から例年より10日以上も早く放水を開始しました。また、梅雨明け後もまとまった降雨はなく水源池貯水量の回復も見込めないことから、7月24日付けで組合員の皆様に節水のお願いをしたところであります。本日(8/6)午前9時現在の貯水率は、ダム68.3%で満水位より約4m下がった状態です。また野尻湖は54.4%で満水位から1m下がった状態です。このまま降雨が無い場合、8月25日頃には危機的な状況になると予測されておりますので、放流量の調整等対策を検討しているところです。水については皆様のご協力が不可欠でありますので、常時情報提供に努めます。現在、ちょうど出穂期を迎え用水供給・管理が重要な時期です。当改良区としても上越米の食味向上のため最大限の用水確保に努めます。「干ばつに不作なし」と言われており、この渇水を乗り切れば豊作になると確信しております。

 しかし、一方では、豊作を喜んでばかりはいられません。毎年8万トンずつ主食用米の需要が減り米余りが加速する中、今年豊作となれば、昨年のコシヒカリ仮渡金12,800円以上の金額は望めないのではないかと危惧しております。国では、飼料米の作付けを増やすことで食用米の価格維持の政策をとっております。あわせて、生産費の抑制のためには基盤整備と農地集積が重要な要素となります。当改良区では、引き続きほ場整備事業の早期完了を目指すとともに、新規地区の採択を国・県に要望していくこととします。

 国営関川用水農業水利事業につきましては、昨年採択されると直ちに小水力発電の水車・発電機の発注、そして今年は、導水管や建屋など発電施設が発注され順調に進捗しています。維持管理費の軽減に向けて、一日も早く水力発電所が稼働できるよう、国営事業に対して協力体制を取っていきたいと考えています。

 さて、先日、皆様に速報としてお知らせし、その後新聞等で報道のありました上江用水の世界かんがい施設遺産登録については、6月25日に上江用水を含む11施設がかんがい施設遺産の候補施設として国際かんがい排水委員会本部に申請することとなりました。登録の可否については、10月11日からフランスで開催される国際かんがい排水委員会において審査決定されます。この制度は、かんがいの歴史発展を明らかにし理解醸成を図るとともにかんがい施設の適切な保全に資するため平成26年度に創設された制度です。建設から100年以上経過し、設計・施工などが当時としては先進的なもので食料生産や農村の発展に大きく貢献したものが登録基準となります。上江用水は、先人の多大な苦労と卓越した技術により完成した水路で、この水路のおかげで私たちは農業を営むことができています。まさに世界かんがい施設遺産登録に値する施設と確信しております。秋の吉報を待ちたいと思います。

 最後に、本日提案いたします案件は平成26年度事業報告並びに決算など、9件であります。慎重審議いただき議決・承認くださいますようお願い申し上げまして開会の挨拶と致します。

 平成27年8月6日

関川水系土地改良区
理事長 永 井 紘 一