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関川水系土地改良区について

関川水系土地改良区の概要

1. 県内位置図

 関川水系土地改良区管内は、新潟県南西部の上越市と妙高市に位置し、一級河川関川の両岸に展開する高田平野に広がる水田農業地帯である。地形は、西側に妙高山(2,454m)に代表される頸城連峰が連なり、裾野は広大な高原丘陵地帯を、平野部は焼山(2,400m)に源を発する関川によって発達した扇状地が高田平野を形成している。

県内位置図

(県内位置図)

2. 設立等

新設合併 中江・上江・新道・稲荷中江・参賀・保倉の6土地改良区で合併
設立年月日 平成18年10月2日
認可番号 第388号

3. 営農状況

 水田単作地帯であるが早くからほ場整備が行われ、農地の利用集積が進み経営規模を拡大している農家が増加している。約5,600haの水田を2,800の個別及び組織が耕作しており平均耕作面積は2haであるが、20ha以上を経営する大規模経営体(61)が約2,000ha(39%)が耕作している。主要作物は水稲が9割で、土地利用型作物の豆類の作付けが増加傾向にある。

4. 面積と組合員数

(令和2年4月現在)
地区面積 6,743.6ha 
組合員数 5,790名

行政区域 田(ha) 畑(ha) 公有地等(ha) 合計(ha)
 上越市 5,586.2 127.9 998.1 6,743.6
 妙高市  31.4 0.0
合計 5,617.6 127.9 998.1 6,743.6

組織と運営

役員・総代等
総代 63名(13選挙区)
理事 12名
監事 3名
職員 職員37名 ※臨時・嘱託等含む

組織図

5. 農業用水と水利権

 関川水系土地改良区は、関川地区土地改良区連合に所属し、笹ヶ峰ダムと野尻湖を水源としている。
笹ヶ峰ダムは、昭和58年に完成し、有効貯水量920万トンである。
 一方、野尻湖 は、江戸時代に中江用水を開削するにあたり、小栗美作と川村瑞賢が関川上流の苗名滝・野尻湖に水源を求め、今日まで320年来の慣行水利権となっている。昭和20年の河水統制事業により、6月1日から9月10日まで、977万トンが農業用水として利用できる。そして河水統制事業の期間満了となった今でも、同様な水利用となっている。

■ 野尻湖は、長野県信濃町にあり、海抜654mの高所にある天然湖沼。周回17.5㎞で水面積450ha、湖岸線は複雑でその形によって芙蓉湖とも呼ばれている。
 毎年、東北電力㈱の揚水式発電所から野尻湖に注水し、海抜656mの満水位にし、6月1日に関川水系土地改良区と東北電力㈱とで、立ち会いを行う。

  • 貯水量 977万トン
  • 水 位 2.27m
  • 取水量 毎秒4.17トン
  • 取水期間 6/1~9/10

■ 関川地区土地改良区連合
 昭和46年、国営事業で造成された施設(笹ヶ峰ダム・幹線水路・頭首工など)の維持管理を目的として関川地区土地改良区連合が設立された。
 関係土地改良区は、関川水系土地改良区・和田土地改良区・水上土地改良区の3土地改良区である。関川水系土地改良区から、理事3名、監事2名、議員10名を選出している。

6. 維持管理費

① 経常賦課金

10a当たり 3,000円(維持管理費は経常賦課金に含む)
※客水地区・上江上地区は1,500円

② 維持管理の範囲

国営幹線用水路・県営用水路・その他(排水機場ほか)
※末端水路は地元町内又は個人管理

③ 維持管理の方法

4月から9月までの6ヶ月間は、水配担当臨時技術職員4名を配置し、適正な水利調整及び管理を行っている。

④ 揚水機場運転経費

(ほ場整備事業で造成された揚水機場)
1,000円/10a~5,000円/10a 42機場《R2予算》