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お知らせ

上越地域農業振興協議会 園芸振興部会 第1回会議が開催されました

お知らせ 2020/07/08

 

令和2年7月6日(月)妙高市役所ならびに農事組合法人 坂口げんき農業(妙高市坂口新田)において上越地域農業振興協議会 園芸振興部会 第1回会議が開催されました。

当日は、新潟県上越地域振興局、上越市、妙高市、えちご上越農業協同組合、新潟県農業共済組合、土地改良区(上越地域)等、総勢 約50名が参加し、室内会議では、令和2年度の事業計画、地域重点品目、園芸振興基本戦略の産地育成計画、実証ほ・展示ほの設置計画、関係機関からの情報提供等を協議し、その後、坂口げんき農場で加工用ぶどう栽培の視察を行いました。

室内会議では、最重点品目として えだまめ、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ ※いずれも基本戦略作物 が、地域重点品目では、アスパラガス、加工用ぶどう ※いずれも基本戦略作物 が紹介され、このうち、枝豆については、取扱量141㌧、販売額1億円を目指し、上越園芸を けん引する代表的な園芸品目として推進することを確認しました。

現地視察では、坂口げんき農場(妙高市坂口新田)にて加工用ぶどう栽培を視察しました。試験栽培期間を経て、現在は、アルモノワール 500本、ビジュノワール 500本、マスカットベリーA 2,000本を栽培し、当初、0.2haからスタートした加工用ぶどう栽培は、2.5haまで規模拡大したとのことです。

尚、加工用ぶどう栽培 2.5haのうち、1.8haは 岩の原葡萄園のリクエストにより栽培しており、幾つかの品種を混ぜ合わせ深みのある赤ワインを製造するとのことです。

同組合は、今後、妙高市の新たな特産品として妙高産ぶどうを使用したワインの製造・販売を目標とし、アルモノワール、ビジュノワールについては、将来的に妙高市産オリジナルワインのブレンド品種として活用するとともにジュース等の加工品の商品化も進め、農家所得の向上を目指すとのことです。

関川水系土地改良区管内では、今後、新規ほ場整備地区 約2千ヘクタール超を計画しており、数値目標(受益面積の2割以上を園芸導入)の対象となる令和元年度以降の採択目標地区では積極的に園芸の導入(規模拡大)を計画しています。

法人の格納庫にて挨拶をする坂口げんき農場の宮下組合長

ぶどうを栽培している ほ場にて参加からの質問に答える坂口げんき農場の宮下組合長

小さな実を付け始めた ぶどう

苗木は耐雪を考慮し意図的に斜めに栽培

妙高産ぶどうは、妙高山麓が紅葉したころに収穫を迎える(背景は妙高山麓)