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お知らせ

ほ場整備地区 実証ほ場研修会(上越市木島地区・ブロッコリー)が開催されました

お知らせ 2021/11/03

令和3年10月22日(金)県営ほ場整備事業 木島地区(上越市木島 地内)において上越地域農業振興協議会 園芸振興部会主催のほ場整備地区 実証ほ場研修会が開催されました。

当日は、上越地域農業振興協議会 園芸振興部会員、実証ほ場生産者などの関係者が多数が参加し、ブロッコリーの生育状況、課題、対応策について研修が行われました。

同ほ場での園芸作物栽培は3年目に突入し、今年度は枝豆の後作としてブロッコリーを栽培しています。複数のほ場において園芸作物を栽培しているが共通して周囲明渠、深型田区排水桝を設置しているにも関わらず土の崩れにより埋まった部分が見られるなど十分な排水機能な発揮されていない との課題が紹介されました。

又、畝の端が明渠と繋がっておらず降雨後、枕地や通路部に帯水が見られることも紹介されました。

これら対策として周囲明渠の堀り直し、深型田区排水桝へ集水を促す、小型管理機により畝の端と明渠を繋ぎ溝堀りを実施する、堆肥や緑肥作物などの有機物の使用によって土質を改善し下層への透水性を改善する、耕盤・砂利層の位置を確認しサブソイラ・モミサブローなどの施工を検討するなどの具体的な対応策が示されました。

関川水系土地改良区管内では、今後、新規ほ場整備地区 約2千ヘクタール超を計画しており、数値目標(受益面積の2割以上を園芸導入)の対象となる令和元年度以降の採択目標地区では積極的に園芸の導入(規模拡大)を計画しています。

研修会の様子(中央がブロッコリーを栽培している ほ場)

深型田区排水桝の状況(砂利などの流入防止が課題)

額縁明渠が施されているほ場(排水溜まりで発生しほ場外へ放水が出来ない箇所もある)

ブロッコリーの生育状況(7月下旬に定植したブロッコリーは11月前後の収穫期を迎える)