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お知らせ

先人の苦労に感銘 川上繰穴隧道(上江用水路)見学に138名が参加

イベント 2017/10/16

 平成29年10月14日(土)、世界かんがい施設遺産に登録された上江用水路の見学会を実施しました。
 この見学会は、世界かんがい施設遺産登録された上江用水路を多くの方々から知ってもらうため企画したもので、平成27年度・28年度に続き3回目の実施となりました。本年度も約100名の予定で参加者を募集したところ、定数を大幅に超える申込みがあり、一般市民138名の方々から参加いただきました。

 今回の見学は、「一滴の水のために命を懸けた農民の思い」「農業用水と発電用水の関係」をテーマに見学会を実施しました。
 見学会は、上江用水路の取入口がある妙高市大字川上を中心に、現在の取入口(東北電力(株)板倉分水池)、旧取入口(上江用水記念公園)、川上繰穴隧道(トンネル水路)の内部、板倉発電所内部の4箇所を見学しました。
 また今回は初めての試みとして、川上繰穴隧道の内部を歩いて見学することと、旧上江用水路取入口で地元妙高市大字川上の岩崎様から語り部として昔の上江用水の取り入れの様子などの話をしていただきました。

参加者からは、
 「昔の大字川上の生活や上江用水と関川の関係など岩崎さんから生の話を聞くことが出来て良かった。」
 「先人の苦労が十分偲ばれ、深く感銘しました。」
 「再現された大きな聖(ひじり)を見て先人の苦労がよく分かりました。」
 「先人の高い技術力に驚きました。」
 「農業を支えるためこの水系を守っていくことが大切だと思いました。」
 との声が聞かれました。

 関川水系土地改良区では、水路など施設の維持管理だけでなく、農地の基盤整備や農地集積などのお手伝いをすることで、この世界かんがい施設遺産となった上江用水路を後世に残していきたいと考えています。来年度以降も上江用水路見学会を開催し、さらに多くの方々、また地域学習をする小学生児童などにもPRをしていきたいと考えています。

見学会出発式の様子

参加者138名で見学会出発式

東北電力(株)板倉分水池

東北電力(株)板倉分水池で農業用水と発電用水の関係について説明

東北電力(株)板倉分水池2

東北電力(株)板倉分水池見学の様子

語り部 岩崎様(大字川上)

語り部 岩崎様(大字川上)

再現した聖(ひじり)の説明をする語り部 岩崎様

再現した聖(ひじり)の説明をする語り部 岩崎様

川上繰穴隧道の内部見学

川上繰穴隧道の内部見学

川上繰穴隧道の中の様子

川上繰穴隧道の中の様子

東北電力(株)板倉発電所の見学の様子

東北電力(株)板倉発電所の見学の様子